宝彩有菜の「自己尊立コース」
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【００４】 メリさんの自己尊立ワーク体験記
（自己尊立への道程の記録）
メリさん（仮名）から、とても素晴らしい受講終了報告（巻末）を頂きましたので、それまでの受講中にやり取りした約半年間のメールも、ここにまとめて掲載します。（宝彩有菜）
【００４ー０１】 （開始直後のメール。 自己尊立コース実践中のメリです。）
【００４ー０２】 （一通目に続けて）
【００４ー０３】 （水を飲んで寝ます）
【００４ー０４】 （「鳥のように飛びたいウサギ」の話について）
【００４ー０５】 （自分の核心に迫る問題から逃げる？）
【００４ー０６】 （物語のような「ああああああ…」という体験）
【００４ー０７】 （今まで見なかったような夢）
【００４ー０８】 （物凄い安堵感で涙が止まりませんでした。）
【００４ー０９】 （本当に、素晴らしい開放感です。）
【００４ー１０】 （体調にも嬉しい変化が・・・ありがとうございました。）
【００４ー０１】 （メリさんより）
（自己尊立ワーク、開始直後のメール。 自己尊立コース実践中のメリです。）
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宝彩先生
自己尊立コース実践中のメリといいます。
ワークシートＣ−０１の「自分の周りにある古い道具」を書く作業をしてから、頭痛、鬱状態、角膜出血などが起きてしまい困っています。
このメールを書くのも、何だか怖いのと、気力の無さで、３日くらいかかりました。
私、鬱病を１０年以上やっていますが、初期は、強迫神経症だと診断されていました。
幼少の頃から、ガリガリの自分の体型を異常、女として失格だと思って、痩せてるって思われてるだろうと、いつも人の目を気にしていました。
それでオーバーヒートしちゃったんだと思います。
自分でも何故だか全く理解できないのですが、自分は、物心付いた時から才色兼備な超かっこいい女性になるものだと思い込んでいて、しかも、その外見はハリウッド女優並になると、何故か思い込んでいたのです。
そのイメージと現実のギャップ（実際に誰からみてもガリガリです）で中学生あたりから、本格的に病的になってきました。
話をもどしますね。
ワークで書き出したものの中に、兄からもらったプレゼントがありました。
私と兄は、お互い兄弟意識がなくて、まるで他人みたいなんです。
お互いに、他人の異性より緊張する、という感じです。
もしかしたら、幼少期から１０才くらいまで、毎日のようにいじめられてた事が、無意識に兄との距離をとってしまったのかもしれません。
今は、過ぎた事として、恨んでるつもりはありませんが、幼少の頃は、死んでしまえ！とまで思った事は覚えています。
それから、兄の友達からどう見られてるのか等、小学生の時から物凄く気にしていたし、兄というより、異性としてどこか憧れていたのに何となく気付いてはいました。
そんな兄からもらった手紙や、数少ないプレゼントに、実は結構思い入れがあるんだな、と思ったら、その「いい女になるはずだった」という妄想と兄への思いがどこかで絡まってると、直感なんですが、ピン！ときたんです。
ただ、ピンときたその事に関して、何か思い出そうとしても思い出せなくて、ここ数日、記憶喪失になった人のように、頭をかかえて、うんうんうなっています。
食事もとれなくなって。
とにかく頭痛がひどいのです。
ワークを進めるのも、なんだか怖くて、寝てばかりです。
急に甘いものを食べ始めたので、頭は相当疲れてるんだろうと思います。
人生百科の「クリアー」も読んでみました。
こじつけかな？とも思いつつ、ここまで調子を崩すのは、何かそこに多きな問題があるのではないかと思うのですが、どう思われますか？
とりあえず、体調があまりにも悪くて…。
何かご指導いただけたらと思います。宜しくお願いします。
（メリより）
【００４ー０２】 メリさんより （一通目に続けて）
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宝彩先生
今さっき送ったメール書いたら、鼓膜が痛くなってきてしまいました。
このまま続けて大丈夫でしょうか？
（メリより）
【宝彩有菜の返信】
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メリ様
メールありがとうございました。
>今さっき送ったメール書いたら、鼓膜が痛くなってきてしまいました。
>このまま続けて大丈夫でしょうか？
そうですね。いろいろなものが出てきたのでしょうね。
今日はとりあえず、ワークはやめにして、水をたくさん飲んで早めに寝てください。
大丈夫です。
このワークでは、自分に必要なことしか起こりませんから。
しかし、急ぐことはありません。
のんびり進めましょう。
一通目に頂いたものの返事は追ってお送りします。
では。
（宝彩有菜）
【００４ー０３】 メリさんより （水を飲んで寝ます）
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宝彩先生
物凄く不安だったので、早い返事いただいて助かりました。
ありがとうございます。
では、水を沢山飲んで、寝ます。
（メリより）
【宝彩有菜の返信】
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メリ様
メールありがとうございました。
さて、これは最初のメールへの返信です。
>とりあえず、体調があまりにも悪くて…。
>何かご指導いただけたらと思います。宜しくお願いします。
ということでしたね。はい、わかりました。
では、説明しましょう。
体調が悪いのは、「隠れている何か」が外に現れようとしているのを、今までどおり隠しておこうとしている、両方の力が、軋みあっているからだと思います。
ピンときたことを、追求していくのが、正攻法ですが、辛いようなら、ゆっくり、進みましょう。
なにか、お兄さんの言ったことと、ハリウッドの女優と、ガリガリの女性と、どこか、結節点があるのかもしれませんね。
それが、分ると、絡まったパズルが解けるように、何か分るかもしれません。
大丈夫です。自己尊立ワークの途中では、いろいろなことが起こりますが、自分に必要なことしか、起こりませんので、安心して進んでください。
ただ、「変容」するときには、多少の摩擦はあるということです。
では。
（宝彩有菜）
【００４ー０４】 メリより （「鳥のように飛びたいウサギ」の話について）
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宝彩先生
自己尊立ワーク実践中の、メリです。
ワークの進め方で質問があるのでメールしました。
今、ワークEの頭の方まで進めたのですが、「こう見られる必要はない」「こう見られても問題ない」というところに、「最善を尽くせば良いから」「これから勉強していけば良いのだから」というような答えを書きました。
もちろん、心からそんな風には思えないので、非常に頭が疲れる作業でした。
自分でも、実は体した事のない平凡な人間だという事はうすうす解っているので、卑屈に感じてる事に関しては、これから勉強していくしかない、＝私のペースでいくしかない…というつもりで記入したのですが、
先に進めて「鳥のように飛びたいウサギ」の話が出て来て、
「もっと筋肉を鍛えなければ、と思っているといつまでも転身できません」との事だったので、思いきって、
「何故なら本当にそうでないから」「本当にその通りだから」と書き直してみたら、えらく落込んでしまって、自分は何の価値のない人間のように思えてきて、今までより卑屈になってしまいました。
それ以来、久々に鬱症状が出てきて、何もする気力がなくなってしまい、辛いです。
多分、ここで止まってる事はとても良くない状態だと思うので、先に進めたいのですが、気力が出なくて困っています。
「何故なら本当にそうでないから」「本当にその通りだから」と記入したのは、自分にとって良くない答えだったのでしょうか？
ご指導いただけると助かります。
もう一点なんですが、
ワークDをやっていて、自分は全く父親のコピーだと気付きました。
私の場合の「良い子プログラム」とは、世間一般にいう良い子ではなく、非常に個人主義の父親から幼少に吹き込まれた「良い人間像プログラム」なのだと思います。
なので、良い子に思われるために我慢した事などないし、むしろ校則破りなどして喜んでいたぐらいです。
七五三の時も（５才の時）、「皆と同じ格好をするのがいやだ。日本文化に染まるのは嫌だ」
と言って、着物を着て記念写真を撮る事を拒んだり…。
もちろん、父はその時大喜びでした。
大きくなるにつれて、
ごく自然に行って来たそのプログラムでは、社会でやっていけない事に気付いてきて、それで「どうして自分は普通ではないのだろう？」という不安がつもりつもって、鬱病になってしまったのかなと考えています。
そんな事を考えると、
ワークシートに記入してきた事が、ちょっと的を得てない気もしますし、これからもそんな箇所が出てくると思うのですが、あまり気にしないで進めて良いのでしょうか？
ただ、どうしても女性として評価されたいという欲がどこから来たのか、それだけは未だもって不明です。
（メリより）
【宝彩有菜の返信】
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メリ様
メールありがとうございました。
いろいろな気付きが起こっていますね。
とても良いことだと思います。
さて、
> 自分は何の価値のない人間のように思えてきて、
> 今までより卑屈になってしまいました。
ということですが、なるほど。
少し説明しましょう。
これは、価値がある、無いという判断を自分でしているということです。
この場合は、「自分は価値がない」と自分でしている。
人はそれぞれ価値があります。必ずあります。
それは、その人にしかない、かけがえの無い価値です。
「生きている」ということが、そもそもの価値です。
それ以上の価値はありません。
そのほかの、いわゆる世間でいうところの価値はそれにくらべれば、取るに足りないものです。
サッカーが上手い人は現代では価値がありますが、一万年前では全然無価値でした。
トラの臭いを遠くからかぎ分けられる人は、一万年前は価値がありましたが、今は無価値です。
このように、価値とは世の中の役に立つ立たないですら、時代によって、国によって異なります。
絶対的な価値ではないということです。
ですから、自分は価値が無いと思ったり、自分は価値があると思ったりすること自体、自分自身をそれらの不安定ないろいろな価値判断と比較をしているだけだということになります。
> それ以来、久々に鬱症状が出てきて、何もする気力がなくなってしまい、辛いです。
> 多分、ここで止まってる事はとても良くない状態だと思うので、
> 先に進めたいのですが、気力が出なくて困っています。
> 「何故なら本当にそうでないから」「本当にその通りだから」と記入したのは
> 自分にとって良くない答えだったのでしょうか？
> ご指導いただけると助かります。
そうですね。正直に観察することは良いことです。
必要なことです。
でも、それで落ち込むことではありません。
価値があるか、無いかを考えることすら、あまり意味がないのです。
自分は、トラの匂いが分らない。だから、自分は無価値である。といえば可笑しいですね。
自分は、サッカーが上手くない。だから、自分は無価値であるというのも可笑しいですね。
だから、○○に、何を入れても、
自分は、○○ができない。だから、無価値であるというのも可笑しいのです。
自分は空を飛べない。だから、無価値であるというのが可笑しいのと同じです。
「自分は空を飛べるかもしれない。」と思っている「間違い」は直したほうが、良いのです。
ですから、
自分は空は飛べない。と認める。
それで何の問題もありません。
しかし、だから、自分は無価値だと思うのは間違いです。
> もう一点なんですが、
> ワークDをやっていて、自分は全く父親のコピーだと気付きました。
なるほど。母親ではなくて、父親ですね。
> 私の場合の「良い子プログラム」とは、世間一般にいう良い子ではなく、
> 非常に個人主義の父親から幼少に吹き込まれた「良い人間像プログラム」なのだと思
> います。
> なので、良い子に思われるために我慢した事などないし、
> むしろ校則破りなどして喜んでいたぐらいです。
> 七五三の時も（５才の時）、
> 「皆と同じ格好をするのがいやだ。日本文化に染まるのは嫌だ」
> と言って、着物を着て記念写真を撮る事を拒んだり…。
> もちろん、父はその時大喜びでした。
なるほど。我慢して父親を喜ばすのも、型破りをして父親を喜ばすのも
同じですね。
ポイントは、父親を喜ばすように行動するということですから。
> 大きくなるにつれて、
> ごく自然に行って来たそのプログラムでは、社会でやっていけない事に気付いてきて、
> それで「どうして自分は普通ではないのだろう？」という不安がつもりつもって、
> 鬱病になってしまったのかなと考えています。
なるほど。
> そんな事を考えると、
> ワークシートに記入してきた事が、ちょっと的を得てない気もしますし、
> これからもそんな箇所が出てくると思うのですが、
> あまり気にしないで進めて良いのでしょうか？
そうですね。とりあえず、進んでみましょう。
> ただ、どうしても女性として評価されたいという欲がどこから来たのか、
> それだけは未だもって不明です。
なるほど。その疑問も疑問を持ったまま進んでみましょう。
このワークは、このワークが終わったら終わるというものもありますが、疑問が残って、その疑問があとになって分るというものもあります。
深い疑問だと、自分で分るまでに時間が掛かります。
このワークをすると、その時間が短縮されることは確かですが、それがどの程度かということは、ケースバイケースです。
自己尊立とは、自分を尊敬して、その立場から立ち上がるということです。
自分が駄目だと思うマインドがあるなら、そのマインドがなぜそう思うのかを徹底的に、調べることが必要です。
そして、その原因の大半は、「学習した見方」をそのまま使っているからです。
何も知らない赤ちゃんは、自分のことを駄目だとは思っていません。
この世に生まれたことに感激しています。
その忘れてしまった、そのポジションに戻って立ち上がろうというわけです。
基準や、判断や、比較のもとになった不要なプログラムこそ、邪魔なわけです。
空を飛べなくても、自分は幸せだということを知らなければなりません。
では。
（宝彩有菜）
【００４ー０５】 メリより （自分の核心に迫る問題から逃げる？）
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宝彩先生
自己尊立ワーク受講中の メリ です。
「りゅら姫物語」、２回目を読んでる最中なのですが、
今回はびっくりするほど学ぶ事があって驚いているのと同時に、
私の場合、鬱病のせいか、
抑圧してるものが出てくるのでしょうね。非常に頭が疲れます。
ちょうどパー仙人が登場したあたりからのところを読んでいたのですが、
今まで自分がしてきた事は、(私はとても人の世話を焼くのに夢中になってしまうのです。そしてそれが)、自分の核心に迫る問題から逃げるためにしていたんだと知りました。
そして、その時、今までの自分、今ある環境、人間関係などを、一からやり直す、叉は一度壊さなくちゃダメだろ？ くらいの勢いのショックで、その時から始まった頭痛と肩凝りと軽い吐気がとまらなくて困っています。
以前に、水を沢山飲んで早めに寝るようにアドバイスをしていただいたのですが、今回は寝ても治らなくて（頭が痛くて眠れない感じもします）、頭痛薬を飲んでも治らないので、今後の予定もこなせそうもなく、とても困っています。
お忙しいところ申し訳ないですが、ご指導宜しくお願いします。
（メリより）
【００４ー０６】 続けてメリより
（物語のような「ああああああ…」という体験）
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宝彩先生
自己尊立ワーク受講中の メリ です。
１７日にメールを送った晩に、
まさに物語のような「ああああああ…」という体験をして、
大分頭痛はおさまりました。
欲を１つ手放せた様な感じで、
今まで自分の事だけにしか目にいかなかったのが、
少し周りの人の事を思いやれる余裕が出てきて、
自分でもとても楽で、感謝する物事が増えて嬉しいです。
私の場合「おもい通りにならない事を受け入れられない」という、
なんとも勝手な欲なんですが（苦笑）、
高校生の時に始めて失恋をして、
それまではあまりに環境に恵まれていたせいか、
「私にも手に入らない事があるんだ」と物凄くショックを受けて、
それから鬱っぽくなっていたのを思い出しました。
もちろん忘れていた訳でもないのですが、
改めて思い出して、
現状と結びついたような気がします。
（メリより）
【宝彩有菜の返信】
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メリ様
メールありがとうございました。
> １７日にメールを送った晩に、
> まさに物語のような「ああああああ…」という体験をして、
> 大分頭痛はおさまりました。
そうですか、それは素晴らしい。
> 欲を１つ手放せた様な感じで、
> 今まで自分の事だけにしか目にいかなかったのが、
> 少し周りの人の事を思いやれる余裕が出てきて、
> 自分でもとても楽で、感謝する物事が増えて嬉しいです。
ベリーグッドですね。
> 私の場合「おもい通りにならない事を受け入れられない」という、
> なんとも勝手な欲なんですが（苦笑）、
> 高校生の時に始めて失恋をして、
> それまではあまりに環境に恵まれていたせいか、
> 「私にも手に入らない事があるんだ」と物凄くショックを受けて、
> それから鬱っぽくなっていたのを思い出しました。
> もちろん忘れていた訳でもないのですが、
> 改めて思い出して、
> 現状と結びついたような気がします。
それは、素晴らしい。レベルが一段も二段も上がったということでしょうね。
おめでとうございます。
引き続き、ワークを進めてください。
そして、何か、ありましたら、どんどん報告ください。
お待ちしております。
今日は、嬉しいお便り、ありがとうございました。
（宝彩有菜）
【００４ー０７】 メリより （今まで見なかったような夢）
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宝彩先生
自己尊立ワーク受講中の メリ です。
ここ１週間程、割と近年の失恋や挫折した事が、かなり鮮明に夢に登場します。
これは、ワークによって、頭の処理が出来てるという事と関連してるのでしょうか？
今まで見なかったような夢なので、気になります。
（メリより）
【宝彩有菜の返信】
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メリ様
メールありがとうございました。
夢は、データ処理の残像ですから、何も気にすることはありません。
詳しくは、アドバンスコース第４回のテキストAにあります。
参考に、別便でお送りします。
それまでの、講義のテキストに出てきた内容の積み重ねの続きですから、
分りにくいところもあるかもしれませんが、参考になると思います。
では。
（宝彩有菜）
【００４ー０８】 メリより
（物凄い安堵感で涙が止まりませんでした。）
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宝彩先生
自己尊立ワーク受講者の メリ です。
先日は、夢についての資料を送っていただき、有難うございました。
かなり実感を伴いながら、気持ちの整理はついてきたものの、
なかなか、心から未来についての自信が持てなかった私ですが、
遂に昨日をもって、無事ワークを終わらせる事が出来ました。
本当に有難うございました。
終えた感想については、別のメールで送ろうと思います。
今回質問のメールを送ったのは、一昨日の夜に起こった感動的な体験についてです。
ワーク開始時に、下記のメールで書いたように、以前、兄との関係において、マインドが抵抗するような何かが隠されていると感じた事がありました。
その後、自分は父のコピーである事がかなりハッキリ判明したので、すっかり忘れていたのですが。
その後、G-8以降のワークに取り掛かるのに何となく抵抗を感じつついました。
そんな感じで過ごしていた一昨日。
その日の夕方は、母と今後の生活の事について色々と話していて、
「あんたは何を言っても、『でも私は…』というように素直に話を聞かない」
と言われました。
それはよく言われる事で、
その時も、自分は小さい頃から体力がなくて、思うように遊べなかったな…、
これからもフルタイムで働くのはやっぱり無理だろうなぁ…悔しいな…
というように「自分だけは…」という気分にはなっていました。
それから、左の側頭部と目の奥がとても痛くなりました。
その夜、何も考えずに、ただ呼吸を合わせながら１時間程寝そべっていたところ、突然
「どうして…どうして…何で…何で…」
という気分になってきて、ふと悲しい気分になって涙が溢れてきました。
漠然としているし、もしかしたらこじつけかもしれませんが、
何で私だけこうなの？私だけおかしいの？という考え方のルーツを思い出したのだろうと思います。
私は、赤ちゃんの時から１０年間程、毎日のように兄にいじめられていました。
今は別に恨んでもいないし、あまりリアルな記憶もないし、過去の事と思っているつもりですが、死んでしまえ！とまで思っていたくらいですから、相当傷付いていたのだと思います。
親も毎日のように兄を叱っていましたが、それでも止む事はなかったので、もう抵抗の仕様がなくて、とても悲しい思いで過ごしていたんだと思います。
その感情が甦ってきて、
何で何で、メリちゃんはいい子にしてるのにいじめられるんだろう…
お兄ちゃんと仲良くしたいのに…とてもとても悲しい…どうして、どうして？
・・・という感じで、子供に戻ったようにメソメソ泣き始めたのです。
自分だけ何で？どうして？という発想は恐らくそこから来てると感じました。
そしてそれと同時に、兄に認められたくて一生懸命だったんだと思いました。
兄からは毎日のように、特に根拠のないバカにする言葉をかけられてたと思います。
なので、自分を守る為には、兄が自慢出来るような妹になる事だと思っていたのです。
それが、女優の様に綺麗で格好の良い女にならなくてはいけないと思い始めたきっかけではないかと感じました。
兄が中学生になると、私の事などに構わなくなったのでいじめも終わりました。
でも、兄や、兄の友達から「素敵な妹」と思われたいという気持ちは抜けず、更に、ガリガリで女性らしい体に成長しない事に対する不安が大きくなり、今度はそちら方面で人目を気にしたり、良く思われたいと考え出したので、その長年の緊張感の連続が、鬱病と心身症を招いたのだと思います。
そして、
もう誰にもいじめられないし、特別良く見られなくても不安になる必要はないんだ。
だから安心して普通にメリちゃんをやってれば大丈夫なんだ、怖くないんだ。
私もちゃんと大人として普通に生きていけるんだと思いました。
そう思ったら、頭痛が治ったどころか、
びっくりする程、頭からも体からもすっかり力が抜けて、
きょとんとしている自分がそこに居ました。
もう必要のない標識が抜けたと感じました。
物凄い安堵感で涙が止まりませんでした。
そんな訳で、精神的に自己尊立出来たと思います。
喜びと感動の中で生きて行く事が自分にも出来ると、やっと書き込む事ができました。
これだけ長い間、自分で在る事に違和感を感じて緊張や不安の中で毎日を過ごしていたのが嘘のようです。
今思うと、呼吸に意識を向けていたのが瞑想のようなものだったのかもしれませんね。
このような感動を忘れず、長くもち続けられるコツがもしあったら是非ご指導賜りたくメールさせてもらいました。
どうぞ宜しくお願いいたします。
（メリより）
【宝彩有菜の返信】
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メリ様
メールありがとうございました。
> もう必要のない標識が抜けたと感じました。物凄い安堵感で涙が止まりませんでした。
それは、スゴイ。良かったですね。
> そんな訳で、精神的に自己尊立が出来たと思います。
> 喜びと感動の中で生きて行く事が自分にも出来ると、やっと書き込む事ができました。
それは、それは、おめでとうございます。
> これだけ長い間、自分で在る事に違和感を感じて緊張や不安の中で毎日を過ごしてい
> たのが嘘のようです。
あはははは、そうですか。
> このような感動を忘れず、長くもち続けられるコツがもしあったら
> 是非ご指導賜りたく、メールさせてもらいました。
> どうぞ宜しくお願いいたします。
なるほど。
「このような感動を忘れず、長くもち続けられるコツ」ですね。
きっと「不要になった標識」が取れたのでしょうね。
それによって、とても、気分が楽になったのでしょう。
それが、「普通」の状態なのですが、「悪い状態」から、「普通」の状態になった時には、「ものすごく嬉しい」という気持ちになります。それが「感動」ですね。
でも、「普通」が慣れると、「ものすごく嬉しい」は消えます。「感動」は続きません。
いつも、「嬉しい」になるからです。
すると、「ものすごく嬉しい」にもう一度なりたいとマインドは考えますが、それは、「強欲」です。
「普通」に成れたことを喜んで生活しましょう。
ですから、「このような感動を忘れず、長くもち続けられるコツ」とは、自分が「普通」に戻れたことを感謝して、生活するということです。
それと、修行をさらに続けるということも大切です。
すると、「普通」がさらに確定してきますし、「普通」よりまだそのさきの、「人生の本当の楽しさ」を見つけにいくことも可能です。
とにかく、ご卒業おめでとうございました。
自己尊立も達成されて、本当に良かったです。
（宝彩有菜）
【００４ー０９】 メリより
（本当に、素晴らしい開放感です。）
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宝彩先生
メリです。
昨日のメールに早速お返事いただき、ありがとうございました。
そうですね。感動を持ち続けるコツは「感謝」ですね。
せっかくワークを終えたと言うのに、
もしかして愚問を持ちかけてしまったのでは？って事に気付きました（笑）。
今日は、ワーク終了の感想を書こうと思います。
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まず、なんですが、以下が自己尊立ワークを始めた当初の理由（S-02）でした。
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【開始の理由】
「私は長い間、自分の理想のイメージ像と現実のギャップとの間で不安を毎日のように感じながら生きてきました。
非常に疲れる、腹立たしく、不安に押しつぶされそうな人生でした。
＊女としての魅力のなさ・・・外見・性格の両面で、女として失格・異常だと思っていました。
＊社会性のなさ・・・集団生活に上手く対応出来てないと感じていました。それには内面的・外面的（例えば肌が敏感肌でかぶれを起こしたりetc.）両方の理由がありました。
＊能力のなさ・・・大勢の人の前で上手く話せない。これでは社会に出ても恥ずかしい目にあうだろうと思い、どんどん自信をなくしていました。体力的にもフルタイム出勤する自信を持てません。
とにかく人目が気になる。長い間、そのような生活を送ってる為、精神的に病んでしまい、ひきこもり同前の生活になってしまいました。
もう６年も家で寝ています。
自分は、ありのままの自分でいたい。安心して自分で在りたい。
普通の人達の様に社会に出て、自立した生活を送り、大人として普通に生きていけるようになる為に、この自己尊立ワークを行います。」
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以上がワークの開始時にワークシートに書き込んだものです。
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・・・それが、開始後、たった５ヶ月しか経ってないというのに、立てていた事も忘れ去っていた「もう必要のない標識」を外す事ができ、こんなに心身両面の苦痛と緊張感が取れて自然体になれるなんて、嘘の様です。
このワークをやって、本当に良かったです。
このような素晴らしいワークを作成してくれた宝彩先生に、本当に感謝しています。
どうしてなかなか鬱病が良くならないのだろう？と悩んでいましたが、鬱病になったのは堂々廻りが先だったのだと理解できました。
しかしながら、そうせざるを得なくなっていたその背景にあった不安が、これだけ家族との過去に大きく影響を受けていたとは思いませんでした。
そして、自分が如何に自分の事だけにしか目を向けられなくて大切な事を見落としてきたのか…あまりにも見えていなかった事に驚きました。
「良く思われなくてはならない」という標識や、女としての魅力に執着してたのは、兄からのいじめを回避する為に、良い妹だと認められなければならないと思った時に立てた標識だと思い出しました。
もうとっくにいじめは終わっているのに、それをずーっと持ち続けて、まるで全ての人から良く思われなくては不安、という状態に陥っていました。
物凄く悲しく、無力だった頃の事を思い出して涙が溢れてきました。
そして、大人になった今は、良くみられなくてもいじめられたりしないからもう大丈夫なんだと思ったら、今度は安堵の涙が止まりませんでした。
社会性や常識的に振る舞う事が上手く出来なくて困っていたのは、言うならば「破天荒型な個人主義人間」を良しとする父の考え方を、幼少から聞いていたからだと思います。
それを聞いていて、格好いい！と思った私が居たので間違いないと思います。
私の場合の「良い子プログラム」は「自分の思い通りに行動する事」だったのです。
父の期待に応えようとしていたのかは自分でも判りませんが、いつの間にか、無意識に自分のものと化していました。
決して悪気はなく、無意識に自分の思い通りにならない事を受け入れられないただの傲慢で甘えた人間をやっていたので、何かある度に心の中で調和がとれなくて、それがただ只不安と緊張に繋がる、という事の連続だったのだと思います。
これは、「りゅら姫物語」を読んでる時期の友人とのやりとりがきっかけで、本当に突然頭を打ち抜かれたように解った事です。その時も号泣しました。
それから、今まで何の摩擦も感じてこなかった母からの影響も発見しました。
私は、何故かバカが付く程正直な性格で、言ってはいけない事を言ってしまったり、本当の事を言わないと気が済まないという子供っぽい性格に危機を感じていたのですが、それは幼少の頃に、親戚の手前上で本当の事を言わないように母に諭されて、何故事実を言ってはいけないのか？と反発を覚えていたからだという事も思い出しました。
これは、父の影響と難しく絡んでいて、自分でも混乱していました。
今はもちろん、母の言いたかった事は良く解りますし、むしろ正直に言わなくては気が済まないというのは、自分の事しか考えてないという事でもあると理解しています。
社会性、社交性、人への気配り、デリカシー、内面の女性らしさ等々、皆はいつの間にか身につけてるのに、何故自分には身に付いてないのか？
それは、自分本意にしか生きていなかったという事もあるし、人からどう思われてるかばかり気にしていたので、他の事に視野を広げる事が出来なかったのは当然だったかもしれません。
毎日、無意識の中で不安だらけで、物凄いスピードで堂々巡りを３２間繰り返していたので、頭の余裕がなかったのだと思います。
自分でも何故こうなのかほとほと困っていて、増々ヒートアップさせていたのだと思います。
でも、このワークをきっかけに、
自分にばかり意識を向けずに相手の事を考える事、感謝する気持ちの大切さを学び、そして何より、それが自分の心の平安に繋がる事を気付かせてもらいました。
そう思うと、生きて行く事は思っていた程困難ではないと思えるようになりました。
体力的な事や薬の調整、社会復帰など、これから色々ありますが、自分の思い通りにならなくても、「生かされている」という感謝さえ忘れなければ、少なくとも自分の作る柵に捕われることはなくなるだろうし、少しずつでも、今度は自分が人に気配りの出来る大人として歩んで行けると、心から思えます。
私にも出来る！と初めて思えます。
今は、平凡で一体何が気に入らなかったのだろう？。
私は普通に私で居ればいいのだーーーっ！！！って叫びたい気分です（笑）。
本当に、素晴らしい開放感です。
本当に長い間心配をかけてきた両親や、暖かく見守ってくれた友人や恋人達、お世話になった親戚の方々などに、出来る事から恩返ししていきたいと思います。
まずは、私が元気に明るく生活して、皆さんに安心してもらう事です。
そして私自身にも。長い間、心にも体にひどい事をしてきて申し訳なかったと思います。
もっと体を大切にしなければ。
せっかくこの世に産んでもらったのですから。
みんな、本当にありがとう。心から感謝しています。
（メリより）
【００４ー１０】 続いて追伸、メリより
（体調にも嬉しい変化が・・・ありがとうございました。）
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宝彩先生
自己尊立ワーク卒業生の メリ です。
体調にも嬉しい変化が起きてるので、お知らせしようと思いメールしました。
自己尊立できた日から３日間続けて、パっと午前中に目が覚めるようになりました。
私は睡眠剤を飲まなくては寝れないし、
１０時間くらい眠らないと自然に目が覚める事はなかったのですが、
ここのところ、目覚ましがなる前に、心身とてもスッキリした感じで目覚めます。
今日なんて６時間睡眠でスッキリ目覚めました。
それに、昼寝しないと頭が疲れて仕方なかったり
長く起きてると胃が痛くなってきていたのですが、
ここのところ、普通に起きてられますし、
お風呂や洗面だけでも物凄い気力が必要だったのが、
気負いなく出来るようになっています。
こんなの当たり前なのかもしれませんが、私には物凄く事なのです。
ひどかった堂々巡りが治ってきてるという事なのでしょうか。
こんな風に目に見えるかたちで変化が出ると、嬉しさ倍増です。
感謝感激です！
これからは、抗精神薬を減らしていけるかもしれませんね。
堂々巡りが少なくなる分体調が良くなれば、
これから、色々な事にチャレンジ出来る機会が自然に増えて行くなぁと
今後の人生が楽しみです。
本当にありがたいです。
今日も、いい一日になると思います。
（メリより）
【宝彩有菜の返信】
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メリ様
メールありがとうございました。
とても素晴らしい、終了報告と、追伸を頂いております。
ありがとうございます。
> ・・・それが、たった５ヶ月しか経ってないというのに、立てていた事も忘れ去って
> いた「もう必要のない標識」を外す事ができ、
> こんなに心身両面の苦痛と緊張感が取れて自然体になれるなんて嘘の様です。
> このワークをやって、本当に良かったです。
> このような素晴らしいワークを作成してくれた宝彩先生にも、本当に感謝しています。
それは、とても良かったですね。おめでとうございます。
> これは、りゅら姫物語を読んでる時期の友人とのやりとりがきっかけで、本当に突然
> 頭を打ち抜かれたように解った事です。その時も号泣しました。
「りゅら姫物語」も、役にたったようですね。
> このワークをきっかけに、
> 自分にばかり意識を向けずに相手の事を考える事、感謝する気持ちの大切さを学び、
> そして何より、それが自分の心の平安に繋がる事を気付かせてもらいました。
> そう思うと、生きて行く事は思っていた程困難ではないと思えるようになりました。
ほう、それは良かったですね。
> 体力的な事や薬の調整、社会復帰など、これから色々ありますが、
> 自分の思い通りにならなくても、「生かされている」という感謝さえ忘れなければ、
> 少なくとも自分の作る柵に捕われることはなくなるだろうし、
> 少しずつでも、今度は自分が人に気配りの出来る大人として歩んで行けると、心から
> 思えます。私にも出来る！と初めて思えます。
> 今は、平凡で一体何が気に入らなかったのだろう？。
> 私は普通に私で居ればいいのだーーーっ！！！って叫びたい気分です（笑）。
> 本当に、素晴らしい開放感です。
素晴らしいですね。おめでとうございます。
> 本当に長い間心配をかけてきた両親や、暖かく見守ってくれた友人や恋人達、
> お世話になった親戚の方々などに、出来る事から恩返ししていきたいと思います。
> まずは、私が元気に明るく生活して、皆さんに安心してもらう事です。
なるほど。そうですね。
> そして私自身にも。長い間、心にも体にひどい事をしてきて申し訳なかったと思いま
> す。もっと体を大切にしなければ。せっかくこの世に産んでもらったのですから。
そうですね。ありがたいことですね。
>
> みんな、本当にありがとう。心から感謝しています。
うん、うん、私も嬉しいです。
で、追伸のメールが来ました。
> こんなの当たり前なのかもしれませんが、私には物凄く事なのです。
> ひどかった堂々巡りが治ってきてるという事なのでしょうか。
> こんな風に目に見えるかたちで変化が出ると、嬉しさ倍増です。
> 感謝感激です！
> これから、色々な事にチャレンジ出来る機会が自然に増えて行くなぁと
> 今後の人生が楽しみです。
> 本当にありがたいです。
> 今日も、いい一日になると思います。
本当に、素晴らしい!!
おめでとうございます。
嬉しいメールありがとうございました。
（宝彩有菜）
【宝彩有菜のコメント】
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本当に嬉しいですね。
> 私は普通に私で居ればいいのだーーーっ！！！って叫びたい気分です。
これこそ、自己尊立が、見事に完成したときの心の歓喜の叫びでしょうね。
私も嬉しくて、ジンと来ます。
そして、さらに、本当に楽しい人生が、今からスタートしますね。
よかったですね。おめでとうございます。心から祝福いたします。
（宝彩有菜）
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（C) All copyrights reserved Alina Hosai
2005.2006
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2005.2006
（自己尊立体験記）（宝彩有菜）
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